ザイリンクス Xclusive ブログ

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ザイリンクス Xclusive ブログ

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今年の初めにも少し触れましたが、高解像度の光検知および測距センサー(LiDAR)を開発する世界的リーダー企業、Ouster との技術協力、およびLiDAR技術の発展のために両社が画期的な提携を結んだことを詳しくご紹介いたします。

まず今回の提携の背景には、LiDAR市場の急成長が挙げられます。IHS Markit のデータによると、LiDAR市場の収益は、無人タクシー システムの市場区分だけでも 2020 ~ 2025 年で実に 104% の複合年間成長率 (CAGR) が見込まれています。自律走行車、産業用ロボティクス、ドローンの分野では、障害物の検知、位置特定、認識のための重要なセンサーとしてLiDARが採用されています。LiDAR センサーは、歩行者や自転車、自動車、信号機などを 3 次元で明暗状態を問わず検知するため、安全な自律型ナビゲーションに不可欠であり、既存のカメラやレーダーを補完する技術となっています。

Ouster はザイリンクスとの提携により、スケーラブルなデジタル マルチビーム フラッシュ LiDARという新たな種類の技術開発が可能になります。この技術はモビリティ産業の発展を推進し、ロボティクスや無人タクシーを始めとする 15 種類の市場に対応します (LiDARの幅広い特徴については、ザイリンクスの LiDAR ダッシュボードをご覧ください)。

Ouster は最近、128 ライン、超広角ビューのデジタル LiDAR センサーを発表しましたが、これらのセンサーはすべて、高度に統合された独自の設計に基づいてザイリンクスのデバイスを搭載しており、他のソリューションよりもはるかに低価格で業界最高レベルの高分解能センサーを実現しています。アナログ LiDARは一般に数千もの個別コンポーネントを内蔵していますが、Ouster のデジタル LiDARは、これら数千もの光学機械コンポーネントを自社独自の 1 つの ASIC に統合しています。

Ouster のスケーラブルなデジタル マルチビーム フラッシュ LiDAR技術は他に類を見ないほどパワフルです。同社の新しい OS0-128 センサーは、業界先進の 90°垂直視野角で 1 秒当たり260 万データ ポイントを生成します。この膨大な量のデータ出力はカメラ画像と同等ですが、各「ピクセル」に奥行きデータ、信号データ、周囲データが含まれているという点からも、Ouster のお客様に高い価値を提供します。Ouster のお客様は、センサー フュージョンや前処理なしで 3D と 2D の両方の手法を最大限に活用できます。

1 秒当たり260 万データ ポイントもの大量データを生成するには、ザイリンクスの適応型シリコンの処理能力が必要です。Ouster はザイリンクスのLiDAR市場のお客様の中で、北米地域の出荷ユニット数でトップ 5 に入り、同社の創業以来、ザイリンクスは同社の主要サプライヤーとなっています。ポイント クラウド データの伝送、信号処理、ポイント クラウドの機械学習アクセラレーションは、ザイリンクスが Ouster を始めとするLiDAR センサー アーキテクチャに無類の価値をもたらしている分野です。

ここで、ポイント クラウド画像の生成方法について概説します。センサーが受信した生の画像データは、まず Ouster 独自の ASIC によって処理されます。次に、この画像データがプログラマブル ロジック内の GTH トランシーバーを介してザイリンクス デバイスに転送されます (トランシーバーは高速接続およびデータ伝送対応)。ザイリンクス デバイス上で画像処理が行われると、拡張デジタル信号処理 (DSP) 機能によって、前述の奥行きデータ、信号データ、周囲データが含まれた情報豊富なポイント クラウド画像が生成されます。

固定機能のシリコンでは、ザイリンクスのプログラマブル ロジック、拡張 DSP、接続オプションの柔軟性と適応性にはかないません。ザイリンクスのプラットフォームの競争優位性の高さは、これら機能の組み合わせによるものです。ザイリンクスのシリコンは適応性が高く、お客様の要件の進化に柔軟に対応できるため、アーキテクチャ全体を設計し直す必要はありません。ザイリンクスは機能安全面で長い実績があるため、ザイリンクスのオートモーティブ向け製品ならば Ouster などのメーカーとそのお客様が求める信頼性を実現できます。ザイリンクスは過去 20 年で延べ 1 億 9,000 万台以上のデバイスをオートモーティブ市場に出荷しており、量産システムへのデバイス展開でリーダーシップを発揮しています。

LiDAR技術はロボットや自律走行車の検知システムに不可欠です。Ouster と Xilinx は今後も協力して、性能重視の最先端分野を後押しするとともに、ロボティクス アプリケーション向けモビリティ開発企業 (PostmatesiDriverPlus など) や自動車メーカー (May Mobility、Ike など) による安全な自律型ソリューションの開発をサポートしていきます。

Ouster の幅広いLiDAR センサー製品ラインについては、同社の最新のブログ投稿で動画などの資料をご覧ください。また、今年後期に Ouster と Xilinx から発表されるニュースにもご期待ください。

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 出典: Ouster

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出典: Ouster

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出典: Ouster

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個人開発者とスタートアップ企業の皆さまを対象としたコンテスト、第 1 回ザイリンクス アダプティブ コンピューティング チャレンジを開催します。ワークロードを高速化するクリエイティブなデザイン ソリューションを、Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームVitis AI を使用して開発するというテーマに、日頃磨き上げた専門スキルを活かしてチャレンジしていただける参加者を募集します。革新的な方法による現実世界の課題解決を目標として、個人開発者向けとスタートアップ企業向けの 2 つのコンテストを実施します。

個人開発者向けコンテストでは、各カテゴリで 1 位、2 位、3 位まで、合計 9 つのプロジェクトが選出されます。賞金総額は 54,000 米ドルです。スタートアップ向けコンテストでは、1 位、2 位、3 位が選出されます。賞金総額は 150,000 米ドル以上です。どちらのコンテストも、2020 年 7 月 7 日から参加登録を受け付けています。奮ってご参加ください。

個人開発者向けコンテスト

世界で急成長しているハードウェア学習/プログラミング/開発コミュニティの Hackster.io とザイリンクスは、3 つのプラットフォームとアプリケーションのカテゴリで、開発者向けデザイン コンテストを共催します。参加者は選択したプラットフォームで Vitis/Vitis AI を使用し、画期的な新しいアプリケーションを構築してください。

3 つのプラットフォーム:

  • インテリジェント ビデオ解析 (Zynq UltraScale+ MPSoC ZCU104 評価キット ) :スマート シティ、スマート リテール、ADAS、ロボット ビジョン、医療用画像処理など (これらに限定されません)、ビデオ解析ソリューションを開発してください。
  • 適応型演算アクセラレーション (Alveo U50 アクセラレータ カード ) :フィンテック、機械学習、計算用ストレージ、データ検索/分析など (これらに限定されません)、演算負荷の高いワークロードに対応するハードウェア アクセラレーションを実装してください。 
  • 適応型 IoT (Avnet Ultra96-V2 開発ボード ): IoT 2.0 時代の適応型コンピューティングの活用法を提示するアプリケーションを構築してください。プログラマブル ロジックでハードウェア アクセラレーションを最大限に実現するアプリケーションが期待されています。

スタートアップ向けコンテスト

スタートアップ向けコンテストでは、ザイリンクスのシリコンデバイスを搭載したカスタム プラットフォームを含む、任意のハードウェアを使用した革新的技術によって、現実世界の課題を解決することを目指します。CPU/GPU/ASIC と比べて大幅な性能向上や TCO 削減が可能であることを実証してください。システムレベルの統合とアクセラレーションには、Vitis 開発環境を使用する必要があります。

参加登録

開発者向けコンテストの参加登録は、2020 年 11 月 15 日まで受け付けます。ただし、無償の貸し出しボードを申請する場合は、2020 年 8 月 14 日までに登録してください。受賞者の発表は、2020 年 12 月 15 日を予定しています。スタートアップ向けコンテストの参加登録締め切りは、2020 年 8 月 14 日です。提出物の締め切りは 2021 年 1 月 1 日、受賞者の発表は 2021 年 2 月 15 日を予定しています (すべて太平洋標準時間)。

エキサイティングな新しいチャレンジで、あなたの創造力を次のステージに引き上げてください! 詳細と参加登録方法については、Xilinx.com Hackster.io のチャレンジ ページをご覧ください。 

今すぐご登録ください!

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ザイリンクスは、新しい最高情報責任者 (CIO) として Hasmukh Ranjan を迎えたことを発表しました。Hasmukh はこの役割を通じて、当社が持つ世界レベルの情報技術、戦略、システム、プロセスを発展させ、適応性のあるインテリジェントな世界の実現に向けて取り組みます。

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ザイリンクスに入社する前は、Synopsys 社で同社の CIO 兼 IT 担当コーポレート バイス プレジデントでした。Synopsys での 20 年以上に及ぶ在職期間中、「トップ 500」スーパーコンピューティング ランキングに選出され、エンジニアリング向け GRID コンピューティングの実装、マルチコア テクノロジの導入、分散処理ライブラリの実装などを統括しました。また、新しいライセンスおよび収益モデルを含むいくつかの企業構想を指揮し、合併買収によるシステム統合やプロセス変革を監督し、機械学習とクラウドに関する企業の取り組みを推進しました。

さまざまな上級管理職に就く一方で、Synopsys Foundation Boardの委員となり、いくつかの世界的な慈善活動の陣頭に立ちました。そのほかに、Synopsys のインクルージョンおよびダイバーシティ活動の代表として、Grace Hopper カンファレンスへの参加を果たしました。

当社は、Hasmukh の入社を大変喜ばしく思っており、グローバルでの実績と広い見識を活かして、情報技術、インフラストラクチャ ソリューション、情報セキュリティ、データおよび分析、労働生産性などの分野で全社的な成長を推進してくれると期待しています。Hasmukh はカリフォルニア州サンノゼの本社に勤務します。ザイリンクス ファミリーへようこそ!

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ハードウェアでの高速化はデータセンターでは一般的となり、新しいワークロードが FPGA アクセラレーションのメリットとその優れたコンピューティング効率を享受できるようになりました。機械学習 (ML) への関心は急速に高まっており、プライベート/パブリック/ハイブリッド クラウドのデータセンター環境に FPGA アクセラレータを採用して、このような演算集中型ワークロードを高速化する傾向が高まっています。このようなヘテロジニアス コンピューティングへの IT インフラストラクチャ変革推進の一環として、ザイリンクスは最近 VMware と共同で、vSphere (VMware のクラウド コンピューティング仮想化プラットフォーム) 上での FPGA アクセラレーションをテストしました。ML 推論の高速化を目的としてザイリンクス FPGA が採用されるケースが増えていることから、今回はザイリンクス FPGA と VMware vSphere を使用して、仮想展開でもベアメタル展開でも同じように、高スループットで低レイテンシの ML 推論パフォーマンスを実現できることを証明します。

適応型コンピューティングの利点

FPGA は、対象アプリケーションのさまざまな処理要件や機能要件を満たすよう再プログラミングできる、柔軟性の高い適応型コンピューティング デバイスです。この特長こそが、非常に高コストのカスタム ASIC は言うまでもなく、GPU や ASIC などの固定型アーキテクチャと FPGA の大きな違いです。さらに FPGA には、他のハードウェア アクセラレータと比べてエネルギー効率が高く、レイテンシが低いというメリットもあるため、ML 推論タスクに特に適しています。GPU で高スループットを実現するには、基本的に多数の並列処理コアを必要としますが、FPGA ならば、カスタマイズされたハードウェア カーネル、データフローのパイプライン処理、インターコネクトによって、ML 推論で高スループットと低レイテンシを同時に実現できます。

vSphere 上のザイリンクス FPGA ML 推論に使用

VMware は、ラボでのテストにザイリンクス Alveo U250 データセンター カードを使用しました。ML モデルは、Vitis AI (エッジからクラウドまでのザイリンクス ハードウェア プラットフォームに搭載された、ML 推論用のザイリンクス統一開発スタック) に備わっている Docker コンテナを使用して、短時間でプロビジョニングされました。Vitis AI は、最適化されたツール、ライブラリ、モデル、サンプルで構成されています。Vitis AI は、Caffe や TensorFlow などのメインストリーム フレームワークのほか、多様な深層学習タスクが可能な最新のモデルもサポートしています。しかも Vitis AI はオープン ソースで、GitHub 上でのアクセスも可能です。

Vitis AI ソフトウェア スタックVitis AI ソフトウェア スタック

現在、ザイリンクス FPGA は vSphere 上で DirectPath I/O モード (パススルー) から有効化できます。この方法ならば、VM 内で実行中のアプリケーションが FPGA に直接アクセスでき、ハイパーバイザー レイヤーをバイパスするため、パフォーマンスが最大限に高まると同時に、レイテンシが最小限に抑えられます。DirectPath I/O モードで FPGA を設定するプロセスは簡単です。まず ESXi 上で、ホスト レベルでデバイスを有効化し、次にこのデバイスをターゲット VM に追加します。詳細な手順については、こちらの VMware KB の記事をご覧ください。なお、vSphere 7 を実行する場合は、ホストのリブートは不要です。

高スループットで低レイテンシの ML 推論パフォーマンス

VMware はザイリンクスと共同で、Inception_v1、Inception_v2、Resnet50、VGG16 の 4 つの CNN モデルで推論を実行して、DirectPath I/O モード時の Alveo U250 アクセラレータ カードのスループットとレイテンシ性能を評価しました。これらの各モデルはモデル パラメーターの数が異なり、そのため処理の複雑性も異なります。

このテストには、2 つの 10 コア型 Intel Xeon Silver 4114 CPU と 192 GB の DDR4 メモリを搭載した Dell PowerEdge R740 サーバーを使用しました。また、ESXi 7.0 ハイパーバイザーを使用して、各モデルのエンドツーエンドのパフォーマンス結果を基準となるベアメタルと比較しました。Ubuntu 16.04 (カーネル4.4.0-116) は、ゲスト OS とネイティブ OS の両方として使用しました。さらに、テスト全体を通して、Vitis AI v1.1 と Docker CE 19.03.4 を使用しました。ImageNet2012 から派生した 50k 画像データ セットを使用し、さらに画像読み取り時のディスクのボトルネックを避けるため、RAM ディスクを作成し、50k 画像の保存に使用しました。

上記の設定で行われた仮想テストとベアメタル テストのパフォーマンス比較を、次の 2 つの図に示します。一方がスループット、もう一方がレイテンシの比較です。y 軸は仮想とベアメタルの比率で、y=1.0 は仮想とベアメタルのパフォーマンスが同じであることを意味します。

ザイリンクス Alveo U250 FPGA での ML 推論のスループット性能比較 (ベアメタル vs 仮想)ザイリンクス Alveo U250 FPGA での ML 推論のスループット性能比較 (ベアメタル vs 仮想)

ザイリンクス Alveo U250 FPGA での ML 推論のレイテンシ性能比較 (ベアメタル vs 仮想)ザイリンクス Alveo U250 FPGA での ML 推論のレイテンシ性能比較 (ベアメタル vs 仮想)

このテストにより、仮想とベアメタルの性能差はスループットとレイテンシともに 2% 以内であることが立証されました。これは、仮想環境で vSphere 上の Alveo U250 を ML 推論に使用した場合のパフォーマンスが、ベアメタル基準とほぼ同じであることを意味します。

クラウドでの FPGA パフォーマンス

データセンターで FPGA アクセラレータを採用することは一般的になりつつあり、ヘテロジニアス コンピューティングと性能向上に対するニーズの増加に合わせて、今後も採用が増え続ける見込みです。ザイリンクスと VMware の提携により、お客様が vSphere プラットフォームでザイリンクス FPGA アクセラレーションを最大限に活用できるようになったことは喜ばしい限りです。vSphere 上の Alveo U250 アクセラレータで ML 推論を行った今回のテストにより、DirectPath I/O モードでネイティブに近いパフォーマンスが実現されることをお客様に実証できました。

VMware 公式の CTO ブログもご覧ください。 Using Xilinx FPGA on VMware vSphere for High-throughput, Low-latency Machine Learning Inference

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Virtex UltraScale+ ポートフォリオに追加された新製品 Virtex UltraScale+ VU57P FPGA は、「スピード」に特化した超高速デバイスです。消費電力を最小限に抑え、低レイテンシで大量のデータを高速伝送する広帯域幅メモリ (HBM) を備えていますVU57P FPGAが提供する非常にパワフルな機能セットは、データセンターやワイヤードおよびワイヤレス通信で使用される最も要件の厳しいアプリケーションに最適です。

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Virtex UltraScale+ VU57P FPGA

ザイリンクスの Virtex UltraScale+ VU57P FPGA は、DDR4 などの汎用ディスクリート メモリと比べて大幅に広いメモリ帯域幅と大容量を実現するので、高速データ スループットと高速メモリが重要な要件となるレイテンシ重視のワークロードに最適です。電力効率の高い演算性能に加えて最大 460GB/s の極めて広いメモリ帯域幅と容量を提供しながら、最新の PAM4 高速トランシーバーを利用して、主流である 25G トランシーバーの 2 倍の伝送速度を実現します。また、統合された HBM コントローラーと AXI ポート スイッチが、16G HBM 全体への連続したメモリ アクセスを可能にします。

Virtex UltraScale+ HBM FPGA 独自の特長である統合 AXI ポートスイッチにより、任意のメモリ ポートから任意の HBM メモリ ロケーションにアクセスできるので、250K のルックアップ テーブル、370K のフリップフロップ、および 4W 以上の消費電力を節約できます。このスイッチはデザインのサイズおよび複雑性を低減し、タイミング クロージャ作業を容易にすることで、迅速なタイム トゥ マーケットと OPEX の削減を実現します。

また、統合された 100G Ethernet (RS-FEC 機能付き)、150G Interlaken、PCIe Gen4 といった高速コネクティビティにより、デザイン作業の簡素化とタイム トゥ マーケットの短縮が可能になります。

Virtex UltraScale+ VU57P FPGA に最適なアプリケーションの例として次が挙げられます。

  • 演算アクセラレーション: 最良の結果を実現するには、データの前処理が不可欠です。固定機能の演算デバイスとは異なり、適応型ロジックと 460GB/s の HBM 帯域幅を備えた Virtex UltraScale+ VU57P デバイスでは、データを選択、変換、調整することで、ターゲット アクセラレータの入力を最適化できます。また、高速 PAM4 トランシーバーにより、最大のスループットとシステム性能を最大限に引き上げることができます。
  • 次世代ファイアウォール: ネットワーク事業者は、企業内ネットワークのデータ保護やマルウェア対策を行うと同時に、中断なく、堅牢で、可用性が高いネットワークとインテリジェントな管理機能を求めています。Virtex UltraScale+ VU57P FPGA は、数千万の同時セッションをライン レートで実現するので、多層ネットワーク セキュリティの実装に比類のないスケーラビリティがもたらされます。16G HBM を使用するセキュリティ アプライアンスは、複数のルックアップ テーブルを管理でき、ネットワーク フローのバッファリングやリオーダリングを実行します。58G PAM4 トランシーバーにより最新の光学規格に対応できるので、次世代ファイアウォールに必要な高いスループットへのスケーラビリティが実現します。
  • QoS 機能を備えたスイッチとルーター: 16G HBM を搭載した Virtex UltraScale+ VU57P FPGA は、400G データパス パイプラインと QoS のためのトラフィック マネージャーにより、Nx400G/200G/100G/50G スイッチを実現します。また、58G PAM4 トランシーバーにより最新の光学規格へのコネクティビティが実現するので、外部デバイスへの伝送速度が 2 倍になります。ルックアップ テーブルとトラフィック マネージャーのキューは HBM DRAM 内に実装されます。Virtex UltraScale+ VU57P FPGA ベースのスイッチおよびルーターは、消費電力/熱制約に対応するため、リッドなしのパッケージ オプションを使用することで、より高性能かつシンプルな冷却メカニズムを実装できます。これは、データセンターや電気通信インフラに非常に重要です。

ザイリンクスの超高速トップクラス新製品、Virtex UltraScale+VU57P FPGA の詳細は、japan.xilinx.com/vu57p を参照してください。

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データの爆発的増加により、最大限のスループット、高いデータ処理性能を提供するとともに、進化する接続規格にも適応できる柔軟性を備えた、スマートな適応型のネットワーク ソリューションやデータセンター ソリューションが求められています。ザイリンクスはこれらの要件などをすべて満たす、ネットワーク アプリケーションとストレージ アプリケーションに最適なデバイスをUltraScale+ FPGA ポートフォリオに加えました、それがザイリンクス Virtex UltraScale+ VU23P FPGA です。を この新しいデバイスは効率性の高いパケット処理とスケーラブルなデータ帯域幅を実現するリソースを独自に組み合わせた、特定用途専用のデバイスです。 VU23P FPGA は、ネットワークとストレージのアクセラレーション用に最適化された、高性能な機能セットによって比類のないパフォーマンスを提供します。

 

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 VU23P の特長として、ルックアップ テーブルおよびエンベデッド メモリ (ブロック RAM) 対 DSP スライスの比率が Virtex UltraScale ポートフォリオの中で最高であり、サイズや電力要件が固定されている場合でも高スループットの処理が可能です。35mmx35mm の小型パッケージながら小型フォーム ファクターで高い演算性能を発揮するため、SmartNIC 上などの高集積サーバー環境での使用に最適です。このデバイスに備わっている 58G PAM4 トランシーバーは最大 200G の SmartNIC およびネットワーク システムをサポートし、最新の接続機能 PCIe Gen 4 を使用して最大限の I/O 帯域幅を実現します。

次に、VU23P FPGA による高速化によって大きなメリットが得られるアプリケーションの例を示します。

  • SmartNIC: FPGA ベースの SmartNIC に処理をオフロードすることで、サーバーのパフォーマンスを大幅に高め、機能を高速化すると同時にシステム レベルの TCO を削減できます。SmartNIC に Virtex UltraScale+ VU23P FPGA を使用すれば、ワークロードに応じて最大 2x100G のアプリケーションを実現できます。小型のパッケージ オプションにより、集積度の高いサーバー ファームで使用する各種ソリューションを柔軟に構築できます。
  • NMVe-oF: NVMe over Fabrics (NVMe-oF または Non-Volatile Memory Express over Fabrics とも呼ばれる) は、NVMe プロトコルを使用してネットワーク ファブリック経由でホストとストレージを接続するためのプロトコル規格です。Virtex UltraScale+ VU23P は、データの圧縮、展開、重複排除、シーケンサー機能といった各種ストレージ ワークロードのアクセラレーションを向上させると同時に、全体的なストレージ使用率を向上させて CPU への負荷を最小限に抑えることができます。小型パッケージで PCIe Gen 4 対応の新型 Virtex UltraScale+ FPGA は 1 平方ミリメートルあたりの性能が群を抜いて高く、柔軟な運用とストレージ システムの総 TCO 削減が可能です。
  • コンバージド アクセス フロントホール: 有線通信では、コンバージド アクセス フロントホール ゲートウェイによって、パフォーマンスを損なわずにすべてのサービスを 1 つのインターフェイスで伝送できます。新しい VU23P FPGA では、ネットワーク インフラストラクチャ内の運用環境ごとに異なるデバイス「パーソナリティ」を選択して、Fronthaul over Ethernet、Fronthaul over OTN、Fronthaul over PON などの各種規格をサポートすることが可能です。さらに、統合型 PCIe Gen 4 IP により、既存の無線のベースバンド処理を仮想化できます。

次世代ネットワーク システムやストレージ システムの設計にこの画期的なデバイスを利用すれば、設計者は 他社に差をつけることができます。詳細は、japan.xilinx.com/vu23p をご覧ください。

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Xilinx Team,

ジョージ・フロイド氏が殺害された事件に深い悲しみと憤りを感じています。彼の死とこれまでに失われた黒人男性、黒人女性の命は、人種差別と不正がアメリカの黒人コミュニティに今なお壊滅的な影響を与えていることを改めて示しています。私の心は、愛する人を失い、まだ正義がなされていない遺族の方々に向けられています。有色人種に対する根深く組織的な人種差別および不正に対する抗議行動が、米国内にとどまらず、世界各地で起こっています。ザイリンクスは、人種差別と不平等に反対し、基本的人権と正義を求める平和的な抗議行動を支持します。また、あらゆる形の人種差別および不平等を厳しく非難します。我々は、黒人コミュニティと共にあります。

ザイリンクスは人種の平等の擁護に尽力し、その一環として、差別をなくすために闘っている組織を支援し、寄付を行っています。こういった組織には、Color of ChangeEqual Justice InitiativeNational Association for the Advancement of Colored People Legal Defense and Education FundNational Urban League などが含まれます。さらに、社内のダイバーシティとインクルージョンを推進し、強固な地域コミュニティを構築するための取り組みを強化していきます。

ザイリンクスは、社員、文化、アイディアに多様性があるからこそ、より豊かで素晴らしい企業となっています。すべての人々のために人種差別に強く反対するのはもちろん、我々が社会的正義と平等を求める闘いの傍観者となることはありません。

Stay strong and safe,

Victor

(本メッセージの原文はこちらからご覧いただけます)

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適応性は、ザイリンクスで頻繁に使用される言葉です。 昨今、この言葉は今まで以上に重要な意味を持っています。 ザイリンクスファミリー(当社従業員、大切なお客様、パートナー)は、この試練の間、適応性と柔軟性を定義しました。 私たちは、この急速に変化する状況に対処しながら、より大きなコミュニティを支援するためにできることは何でもしています。

私は特に、医療機器業界のお客様が迅速に対応し、患者の命を救うために世界中の多くの病院に機器を適合させて提供していることを称賛します。 また、人工呼吸器、患者モニター、ICUベッドなど、最も重要な機器を含む数百万もの医療機器に搭載されている当社のテクノロジーが、COVID-19との闘いに役割を果たすことを誇りに思っています。2020年 1月末には、中国最大の医療機器メーカーであるMindrayに武漢の患者モニタリングシステムに対して数千のSpartan-7デバイスを供給することができました。 現時点では、COVID-19をテストおよび治療するための重要なテクノロジーを提供するために、米国の大手医療機器メーカーを支援しています。当社の 大切なお客様とパートナーの皆様に、ザイリンクスを信頼していただいていることに感謝するとともに、当社は常にお客様を支援し、お客様のニーズに応えていく所存です。

当社の従業員もまた、この大きく変化する日々の中で、家族や愛する人たちを大切にしながら、お客様への責任を果たすためにこの課題に取り組み、苦境に屈せずいるということを申し上げておきたいと思います。私は、この素晴らしいチームの一員であることを誇りに思います。

ザイリンクスを代表して、この世界的な大流行における勇気と献身的な取り組みに携わっている;医師や看護師、そして第一線で対応されている皆様に感謝を申し上げます。今は、大変困難な時期です。 私たちがこの困難に真正面から取り組むとき、私は人間の精神の力に触発されました。 私たちは皆でこの闘い立ち向かいましょう。

みなさまご自身、ご家族、そして大切な方の安全を確保し、お互い助け合いながら、この苦境を乗り越えましょう。

 

ザイリンクス 社長兼 CEO

ビクター・ペン

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ザイリンクスは、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の拡大によってもたらされている危機的状況を乗り切るためにさまざまな取り組みを行っています。このような状況下では、対策に向けた具体的な行動が何よりも重要であることを認識し、その一環として我々は COVID-19 に対する救済支援金として 110万米ドルを寄付しました。これらの寄付は、パンデミックの一層の拡大を阻止すべく世界規模の活動を支援する組織、シリコンバレーの地域社会組織、さらには世界中の各地域における対策活動を支援するためのものです。主な基金名は以下のとおりです。

 

 

 

ザイリンクスはまた、個々の従業員による救済活動への寄付金に対し、その同額を寄付します。

パンデミックの拡大阻止に不可欠となる製品を手掛けるヘルスケア業界のお客様向けには、製品の調達を優先し、迅速な出荷を進めることで支援を提供していきます。この極めて困難な時期を乗り切るために取り組んでいるザイリンクス チーム、並びに顧客の皆さま、パートナーおよびベンダー各社の皆さまのご尽力とご協力に深く感謝する次第です。

 

私たちは、この困難な時期を共に乗り超え、ビジネスおよび協力関係をより一層盤石なものにできると信じています。

 

ザイリンクス CEO

ビクター ペン

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我々は皆、COVID-19 のパンデミックを乗り越えるという個人的課題と専門的課題に取り組んでいる。今回、多くの人々の励みになるよう、COVID-19 との闘いの一助となって救援活動をサポートするテクノロジや革新的ソリューションを提供しているコミュニティや企業の取り組み事例を紹介する。

 

本内容では、COVID-19 やその他の疾病の予防、検出、治療に役立つ製品やサービスの開発と提供に取り組む顧客に焦点を当てる。

 

最初に、ある大手医療テクノロジ企業を紹介する。ミッション クリティカルな患者用モニタリング システムの需要はかつてないほど増加しており、ザイリンクスはこの需要への対応をサポートするため、これまでに数千ものザイリンクスの FPGA をこの企業に出荷している。次に、ザイリンクスの FPGA を COVID-19 の発見、検出、治療に活用している中国のバイオテクノロジ企業による革新的な研究を紹介する。最後に、当社の顧客が提供している画期的な視線追跡型のコミュニケーション タブレットを紹介する。このタブレットは、会話ができない患者との意思疎通を可能にするもので、患者治療の向上だけでなく救命にも役立つ可能性がある。

 

Philips 社とザイリンクスがコロナ禍の中、迅速な対応で患者用バイタル モニターを提供

COVID-19 のパンデミックが進む中、患者用モニターの需要はかつてないほど (通常時の 5 倍以上) 増加している。当社の顧客である Philips 社はこの需要に応えるため、生産量を大幅に増加している。このような状況においてザイリンクスは、同社から患者用バイタル モニタリング装置の主要部品となる FPGA の迅速な生産と提供を依頼された。

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ザイリンクスは、Philips 社が IntelliVue モニター (ポータブル バージョン、スペシャル バージョン、コンパクト バージョンを含む) を増産できるよう、Artix-7 FPGA と実地サポートを提供した。これらのモニターは、コロナウイルスとの闘いでは特に重要となる。患者の治療にあたる医療従事者に明確な情報を提供できるよう、すべての集中治療 (IC) ベッドにはモニターが必要となるためである。

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Artix-7 FPGA は、Philips 社をはじめとする医療機器メーカーが求めるサイズ、重量、低消費電力、低コストの諸要件を満たしており、IntelliVue モニターに最適である。

 

Philips 製品では具体的に、ファンレス モニターの製造に必要な低消費電力が Artix-7 FPGA によって実現されている。病院内では衛生上の理由から、通気口のあるモニターは使用不可能である。パッシブ冷却機能を備えた最新の高性能ファンレス モニターを製造している Philips 社にとって、熱放出が少ないことと、高温下でも動作可能なことは不可欠な条件である。医療機器に冷却ファンを使用することは望ましくない。ファン回転時のキャビテーション効果によって、ファンのブレードに埃や病原菌が溜まるためである。ファンの速度が変化すると、このような微細な塵埃粒子や病原菌が気流に乗って放出される可能性がある。最終的に、ファンによる気流がこれらの粒子を広範囲に拡散し、さまざまなものの表面を汚染する恐れがある。

 

このような衛生要件への対応に加え、Artix-7 デバイスの幅広い温度グレードもシステム全体のコスト削減に貢献している。

 

Genetalks 社とザイリンクスによるゲノム解析研究が予防と治療を加速

COVID-19 などの深刻なパンデミックに直面すると、感染を抑制するために、迅速かつ正確なウイルスのスクリーニングと検出が特に重要となる。また、新薬やワクチンの開発も重要であり、それには大量のデータ解析と科学演算が不可欠である。

 

中国のバイオテクノロジ企業 Genetalks 社の研究者と Xiangya School of Medicine, Central South University (中南大学湘雅医学院) は共同でザイリンクスの FPGA を利用して、ゲノム データ解析の演算を高速化し、薬剤選択と治療に関する研究を効率化している。このソリューションは、Alveo U200 アクセラレータを搭載したサーバー上で、オンプレミスで使用することも、Alibaba Cloud 上の FPGA-as-a-Service F3 インスタンスで使用することも可能である。

 

研究では、COVID-19 の治療期間短縮を目標とし、ザイリンクス製品搭載のスーパーコンピューターを使用して、考えられる治療法やそれに伴うリスクを調べるゲノム研究を実施している。同社は最近、ザイリンクスの FPGA アクセラレータ カードを利用して、COVID-19 の治療薬候補 67 種類に対してヒト遺伝子情報の調査を実施し、次のような成果を得た。

 

  • 全ゲノム解析の演算速度が従来のサーバーの 70 倍以上に向上
  • 使用が推奨される薬品 17 種類を特定 (人種によっては注意が必要)
  • 薬品間相互作用 (DDI) のある治療法 29 種類以上を分類
  • ACEII を標的とする薬品 (クロロキンなど) の優先度を確認

 

研究コミュニティは、COVID-19 患者を診断、治療するための解決策を探し続けており、FPGA は今ある危機と闘い、新たな危機に先手を打つための取り組みに貢献している。ザイリンクスの FPGA をベースとした Genetalk 社の高性能ゲノム解析演算アクセラレーション システムの詳細については、Genetalks 社とザイリンクスによるオンデマンド ウェビナーに、こちらから参加することができる。

 

ER ICU での患者治療に役立つザイリンクス製品搭載の EyeTech 視線追跡型コミュニケーション タブレット

医療用 AI のグローバル リーダーである EyeTech社は、自社の EyeOn LifeLine 視線追跡型コミュニケーション タブレットに Xilinx Zynq UltraScale+ MPSoC を搭載している。この革新的なデバイスを使用すれば、ER や ICU にいる医師や看護士などの医療従事者が、会話のできない病床の患者とすばやく簡単に意思疎通することができる。たとえば、挿管中の患者と医療チームが、あるいは隔離中の患者と遠くの家族や友人がコミュニケーションを取ることが可能となる。

 

この革新的な EyeOn LifeLine タブレットが、医療施設に導入され始めていることは非常に喜ばしいことである。

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患者は、スタンドに取り付けられたタブレットに表示される単語のボックスを見るだけで、痛みのレベルやリクエストを表現することができる。タブレットはそれを読み上げ、スピーカーを通して医師や看護士に伝達する。また、ポータブル性が非常に高く、COVID-19 のパンデミックの状況下、複数の患者がこのタブレットを利用して、より良い結果が得られている。

 

ザイリンクスは、顧客である Philips 社、Genetalks 社、EyeTech 社が COVID-19 の検出、治療、救援活動において、人命を救う可能性のある多大な貢献をしていることに賛辞を述べたい。これらの顧客の取り組みや、世界的な対策および救援活動において、ザイリンクスの適応型コンピューティング テクノロジが重要な役割を果たしていることは大変光栄である。これからも力を合わせて闘い続けることを約束する。

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